フルスタート20分前の開会セレモニーが終了して、いよいよ9時00分に選手は一斉にスタートいたしました。
一斉とは言うものの選手は１万人を超えるため３車線の道路を埋め尽くすランナーの波が次から次と押し寄せてきます。
様々な仮装ランナー、この大会らしい多くの外国人ランナー、明るく元気な地元高校生ランナー達がすべて駆け抜けて
いくのに約12分程が経過。 最終ランナーかと思いきや15分〜20分後でもスタートしていく選手がまだ数十名います。
結局最終ランナーはスタートの25分後に沿道に手を振りながらゆっくり走って行きました。
おきなわマラソンではなんと当日受付がスタート後でも可能なため、毎年時間が経過してからスタートする選手がいます。
他ではあまり聞きませんが遅刻した選手にとってはありがたい大会です。
スタートを見送った後に再び激しい雨が降り始め、序盤は選手にとってやや走りずらさがあったかと思いますが
２時間経過した頃には雨雲は移動し、最終ランナーまでほぼ曇りの状態で競技場に戻ってくることができた様です。
初フル、初おきなわ挑戦のランナーの方にとっては、仮に制限時間ギリギリであったとしても時間内に競技場に戻る
ことができたことは大変素晴らしいことです。 おきなわマラソンは関門が4か所ありますため10kmから始まるアップ
ダウンをオーバーペースで走ってしまうと第3関門となる31km（嘉手納基地第５ゲート）をクリアすることがとても厳しい
ものになってきます。 何とかクリアできたランナーも、その後も続くアップダウンでペース維持が難しくなり最後の
第4関門（40.3km）を通過することはかなり難しいかもしれません。
完走のためにはハーフ経過時点で足に余裕が感じられる位の抑えたペースで走ることが必要です。
このタフなコースを走り終え競技場に戻ってきたランナーへの声援はとても大きく、ランナーにとってはより大きい感動
となることでしょう。
この時期の沖縄は晴天になると気温は20℃を超え暑く厳しい大会となりますが、今年は序盤の雨はあったものの
その後は気温もマラソンにとって適温で風もなく走りやすかった様です。
タフなコースではありますが毎年参加者は多く完走率も安定しているのは、走りやすい気温と沿道の熱い応援がある
からだと思います。 ベテランランナーでも苦しむおきなわマラソンの坂ですがタフなコース以上に沿道の応援が印象に
残る大会で、県外からのリピーターが多いのも納得できるでしょう。
毎年ご参加者の中には初フルのランナーもおりますが、この大会で完走できればほとんどどの大会でもコースは楽に
感じることができるでしょう。
ぜひアップアップの多いおきなわマラソンにチャレンジしてみてください。

２０１１おきなわマラソンツアーは全国から多くのご参加をいただき例年以上の参加人数となりました。
昨年大会は別のマラソン大会と開催が重なり「走る添乗員」が同行できませんでしたが本年は復活しランナーの
サポートをさせていただきました。 前日各地から到着されたみなさんとはホテルのツアーデスクでお会いして当日の
スケジュールや注意事項などをご案内いたしました。 沖縄市で開催される大会ではありますがマラソンだけでなく
観光やグルメ、ショッピングも楽しんでいただけるようにハートフルマラソンツアーでは那覇市内のホテルをご用意して
おります。ランナーにはうれしい大浴場施設があり国際通りにも大変近く、選手はじめ応援参加の方にも毎年ご好評
いただいております。
毎年気になるのは天気予報。この時期の沖縄は１年で最も日照時間が少なく晴れ予報となることは多くありませんが
前日の土曜日は曇り一時晴れのまずまずの天気。 当日は曇り時々雨の予報で降水確率は50%。
選手のみなさん共々好転することを期待しながら早めの就寝となりました。
当日早朝、ツアー専用バスにて大会会場の沖縄総合運動公園へ出発。
昨晩から降り始めた雨は止むことはなくそのまま会場に到着となりました。
各自大会の受付をした後に競技場内に設置したハートフルマラソンツアーテントへ移動しました。
テントではドリンクやサプリメントなど準備して、走る添乗員がサポートいたしますので初マラソン・初フルの方でも
ご安心ください。　毎年男女年齢問わず一人参加の方に多くご参加いただきますが、ツアーテントがランナー交流の
場となり、サークルの様なリラックスした雰囲気となりますのでみなさん直ぐにお友達となっております。
一人でも楽しく参加できるのがハートフルマラソンツアーの最大の特徴です。
スタート時刻までに雨が止んでほしいという選手の願いがかなったのか、スタート１時間前頃から少しずつ弱まって
きました。スタート30分程前にはレースの準備も整えみなさんでストレッチ。 そして集合の記念写真の後にスタート
整列場所へ移動いたしました。 私はスタート直後のコース沿道でフルと10kmの選手みなさんを見送り、その後は
競技場内にあるツアーテントで選手の帰りを待ちました。 トップ選手に続き早いランナーが一人また一人と競技場に
戻ってきます。ツアーご参加のみなさんも笑顔で手を振って走る方、必死のラストスパートをする方など元気に
フィニッシュいたしました。
残念ながら体調不良でリタイヤとなった方や、無念にも関門をクリアできなかった方もいらっしゃいましたが、来年は
「リベンジするぞ！」の力強い言葉をいただきました。　またしっかりサポートさせていただきたいと思います。
会場と那覇のホテルをツアー専用バスでピストン送迎しますので、早めにフィニッシュされた方は早いバスで那覇に
戻りショッピングなどを楽しまれました。　その後は競技終了全員集合後、競技場を出発して那覇のホテルへ戻り
ました。　ハートフルマラソンツアーでは毎年ランナーにとってうれしい大浴場施設のあるホテルを設定しております
のでマラソンの疲れをゆっくり癒すことができると思います。　
夜はお楽しみのツアー交流夕食会で選手・応援のみなさんで大変盛り上がりました。
交流会を閉会した後もマラソンのおしゃべりは続き、私も楽しい時間を過ごすことができました。
月曜日は出発までフリータイムとなりますので観光やショッピングなどをされて各自空港へ移動、ご出発されました。
マラソンツアーは往復のフライトをお選びいただくことができますので、最終日を遅い出発にすれば那覇市内や周辺の
観光も楽しむことができると思います。　
延泊などのアレンジもできますのでご希望の方はお申込みの際にぜひご相談ください。
おきなわマラソンにチャレンジしてみたくなった方、ぜひ来年のご参加をお待ちしております。
2012年おきなわマラソンツアーも走る添乗員がしっかりお世話いたします。