今回のレースは2008年最初のフルマラソンとなりました。
例年では私地元の練習コースでもある荒川で開催される「東京・荒川市民マラソン」(同日開催)に参加して
おりましたが、リピーターの方からのご要望もありソウル国際マラソンツアーを企画、参戦となりました。
例年と比較して1〜2月は十分な走り込みができず(2ヶ月で270km)、また2月末に風邪をひいてしまい完治しない
ままの参加となってしまいました。
ソウルはこの時期急激に気温が下がることもあるため、寒さを覚悟しておりましたが当日は天気にも恵まれ半袖
シャツでも問題ない気温でした。 スタート会場には多くの韓国人選手が集まり大変な熱気、そしていくつもの特設
ステージではウォームアップのエアロビクスが行われ、MCのトークなどで会場は大変盛り上がっておりました。
私達ツアー参加の選手を含め日本人ランナーはエリートグループの次となるAグループからのスタート。
今回の「走る添乗員」の目標は体調と練習量を考え“走りきっての3時間30分”を設定。 Aグループからスタートする
選手(韓国人)は予想以上に走力レベルが高く、サブスリー〜3時間15分程度を目標とするランナーと思われました。
ツアーご参加の方はAグループのレベルから完走を目標とするレベルまで幅広かったですが、早いペースを避けて
コース端や後方に下がってゆっくり走り出した方も多かった様です。
私は今回の設定タイムよりも大幅に早いペースで入ってしまい(5km/22:13、10km/44.35)その後少しずつペースを
落とすもののハーフ通過が1:37:11というオーバーペース。 序盤から痛めている左ハムに違和感を感じながら、また
後半は歩いてしまうことも覚悟しながら何とか走りきろうとがんばりました。
ハーフ過ぎでツアーの応援参加の方や現地スタッフから声援をしていただき、気持ちは前向きに。
しかしながら30kmで5分/kmペースを維持するのがきつくなり始め、35kmでは5分30秒/kmに、そして40kmではついに
6分/kmペースまで落ち込み、ただ歩かずに何とか走っている状態。 その一番苦しい頃にソウル国際マラソン日本
事務局の方に声援していただきラストスパート。 残り2.195kmを何とか12分で走り辛うじて目標タイムで完走。(3:29:49)
後半15分落ちの不満足なレースでしたが、走りきれたという事には満足できました。 コースについて、前半のソウル市
中心では折り返しが2ヶ所あり、一部狭い箇所もありましたが後半は道幅も広く全体通してコースもフラットで、この規模
としては走りやすい大会でした。 エイドステーションの数は十分で給水については問題ありませんでしたが、食べ物に
ついて日本人選手はあまり摂らなかった様でした。(終盤のソーダアイスは美味しかった)
補給食が気になる方はレース中携行できるものを日本から持参した方が良いでしょう。
2009年はベストな状態で参戦し、記録更新を狙いたいと思います。
|