パリマラソンは今回で3回目の出走となります。
2010年大会は例年より１週遅い開催となり春の気温を期待しておりました。
当日の気温は最高14℃/最低5℃となりましたが、スタート時刻が若干遅めのためそれ程の
寒さは感じませんでした。
毎年天気に恵まれているパリマラソンですが、今年はベストコンディションと言えるでしょう。
今年は若干ですがヴァンセーヌの森とブローニュの森の中のコースが一部変更となり、前回
までの狭いコースやコーナーがなくなり快適なコースとなりました。
但し緩い上り下りと石畳コースの箇所が増えて若干タフなコースに変わった印象を受けました。
スタート会場での選手誘導や整理、トイレ設置や荷物預けの案内などはフランス流のおおまかさ
で決して3万人を超える規模の大会としては、万全な運営体制とは言えませんが沿道の応援や
コース上でのエイドなどは十分な対応がありますので、走ってしまえばスタート前のことは
気になりません。
私はレッドのグループ（エリートの次）からスタート。
サブスリークラスのグループとなるのでかなり早めのペースとなります。
私の今回の目標タイムである3時間15分のペース（4:35/km）を超えないように、そして
周りにつられないように５ｋまでとにかく注意して走りました。（23:12）
凱旋門前のシャンゼリゼ大通りからスタートいたしますが最初から石畳をゆるい下りで2km弱
走ります。6車線の直線コースとなりますので前よりのグループにおいては渋滞はありませんが
スタート直後はオーバーペースになりやすいため特に注意です。
3時間前後から3時間30分のペースは特に選手が多く10km程までは接触などしないようにコース
取りも気をつけなくてはなりません。
私は若干ペースをあげて10kmを通過。（46:01）
前回のソウル国際から中2週のため足の調子が走ってみないとわからない状態でしたが、調子は
良さそうなので更にペースアップしてハーフを通過。（1:36:00）
目標ペースは悪くても後半１分落ちの想定でしたのでハーフの通過はやや早かったと思いながら
後半へ。石畳の固さと走りずらさは過去2回の参加でわかってはいましたが、今年はよりハード
となった印象。
25km付近から膝と腰に痛みも感じながらペースダウンしないようにピッチを刻みました。
25km通過（1:53:50）、30km通過（2:17:05）は当初のペース（4:35/km）よりも若干速めとなり
ましたが、その後貯金を使い果たし35km（2:41:36）通過以降は気持ちが切れないようにとにかく
粘りました。
残り2km地点で3時間15分のペースランナー（第1グループ）に抜かれ、その後の第2グループにも
パスされ、残り1kmで第3グループの背中を遠くに見ながらゴール。
ラストはスパートするなど全く余裕なく3時間15分09秒。
海外レースはいずれも日本の様な恵まれた環境ばかりではありませんが今回のコースについては
タフなニョーヨークより勝っていたのではないかと感じました。
しかしながらパリマラソンのコースはとにかく観光スポットが多く満足できます。
そして応援も熱狂的。走るコースに沿道の応援が出てきて狭くなりますが応援を身近に感じ
ながら走る抜ける気分は最高です。
シリアスランナーにとって記録更新はやさしくありませんが、ファンランの方にはとてもおすすめ
のマラソン大会です。
今年は例年より大幅に定員締切が早まりましたので大会参加を希望される方はお早めの決断を。

本年は例年より多くのお問い合わせ、お申込み希望をいただいておりましたが、予想より大幅に
早まったエントリーの定員締切もあり何組様もお断りせざるおえない状況となってしまいました。
楽しみにされていたみなさま申し訳ございませんでした。
ということで早めにお申込みいただいていた方で今回もアットホームに少人数でのパリマラソン
ツアーとなりました。
成田ご集合の後、和気あいあいと直行便にてパリへ出発。
例年天気には恵まれるパリマラソンツアーですが、今年も滞在中はほぼ晴天となりマラソン大会
含め観光も十分に楽しめたのではないかと思います。
2日目の朝、少し早めに起床してかるく調整ランをいたしました。
その後午前中はコースの下見とEXPO会場でゼッケンを受取りました。
金曜日のEXPO会場はさほど混雑もなくゼッケンの受取りや会場での買い物もスムーズ。
午後は希望の方をセーヌ川遊覧などへご案内させていただき、その後は観光スポット満載のパリ
市内を自由散策で楽しんでいただきました。
土曜日は１日フリータイムといたしましたのでベルサイユ宮殿などの観光もたっぷり楽しめます。
但し観光要素の多い都市マラソンではレース前に足を使ってしまい当日のマラソンが…　という方
も多いですがせっかくの海外マラソンですから旅もいっぱい楽しんでいただきたいと思います。
いよいよ大会当日、コンディションは最高です。
シャンゼリゼ大通りには選手のみ入場となりますが、横の歩道には応援の方も入り交ざって大変な
人の数。わずかなフェンスの隙間が選手入口となりますので、30分前には入場しておきたいところ
です。凱旋門前で記念写真の後、ご参加のみなさんには直前の注意とアドバイスをして各自指定
されたスタートブロックへ。
とにかくスタート後は慌てず焦らず5kmまではアップのつもりで、10km地点で自分の目標通過タイム
と数分差なら良しとする位のリラックスした気持ちが都市マラソンでは必要です。
スタート会場、フィニッシュ会場ともに徒歩で移動できるホテルで毎年確保いたしておりますので
初めての方でも安心です。
今年もみなさん無事に完走されパリマラソンを十分に楽しまれました。
夕刻からの完走夕食会はホテルから近いカジュアルフレンチ。
フルコースの料理に満足しながらみなさんと楽しくマラソン談義。
気がつけば3時間以上もお店におりましたがパリでは普通の夕食時間でしょうか…
月曜日はパリを夜出発となりますので、まだまだ観光やショッピングもお楽しみいただけます。
夕刻前、ホテルを出発して空港へ。
みなさん元気に帰国いたしました。
大会参加がメインとなりますので今回の6日間日程がベストなスケジュールかと思いますが、
延泊などのアレンジも可能ですのでご希望の方はご相談くださいませ。
パリが初めての方にはマラソンと観光をたっぷり楽しめますので特におすすめです。
2011年パリマラソンツアーも「走る添乗員」がお世話いたします。
ご希望の方はお早めにお問い合わせください。