エントリー先着受付制が導入されて4回目となった本大会はついに初日で締切となってしまいました。
長年参加されてきたリピーターの中にもエントリーできなかった方は相当数いると思われます。
定員25,000名としながら毎年1,500〜3,000名程多くの選手がエントリーされておりますが、今年は更に
増え6,000名以上オーバーする31,170名の登録数となりました。
先着受付となった登録数の地元割合にも大きく影響されるものでしょう。
昨年の大変な豪雨はまだ鮮明に記憶しておりますが、今年は晴天となり選手だけでなく主催者や
応援の方も喜んだことでしょう。
スタート時の気温は19℃で湿度も低く、とても良いコンデションとなりました。
この数年スタート整列に関して横入りなどのルール違反をかなり厳しく規制しているため、開会式や
スタートも混乱なくスケジュール通り進行できていた様です。
大幅なコース変更は難しいため途中一部での混雑は変わらない状況ですが、ファンランナーが多い
NAHAマラソンにおいては大きな問題ではないでしょう。
沖縄開催のマラソンでしかあまり見られないことかもしれませんが、地元ランナーの中には最初から
ハーフを目標とし中間点の途中関門ゲートで終了(リタイア)される方も多い様です。
従いまして6時間15分の制限時間ながら完走率70%にも満たないことがあります。
今年はとても良いコンディションながら2009年以来の70%未満。
定員をかなりオーバーして受付していたことから地元ランナーの割合が多かったのかもしれません。
いずれにしましても一部のシリアスランナーを除き仮装を楽しむ方(選手も沿道の応援も)、沖縄らしい
沿道の応援を楽しむ方、オフィシャル以外の沿道での差し入れ(給食など)を楽しむ方などリピーターが
増える理由は沢山あります。
昨今のマラソン事情によりどの大会においても先着制や抽選となってしまうのも理解できますが、
新設都市型マラソンのシステムと一線を画した登録制度(10回完走者特別枠など)を検討し導入しても
良いのではないかと思います。
本大会終了後、以前から検討されている抽選や定員数にも変更があるかもしれません。
NAHAマラソンに参加されたい方は、先ずは大会エントリーができる様に早い情報収集を心がけること、
そしてエントリーができた場合には必ず出走できる様に準備を整えておくことが必要です。
来年は記念の第30回大会となりますので大勢のランナーで盛り上がることでしょう。
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